前立腺がんの後遺症

そもそもは前立腺がんの手術を受けたことが尿漏れの始まりでした。

手術前から後遺症として避けられないことは知らされていましたし、

覚悟を持って臨んだつもりでいたのですが、

実際にわが身で経験してみると、単に肉体的なストレスだけでなく

精神的なストレスも加えて悩まされました。

 

一週間の入院中は仕方がないと思ってはいたものの、退院した直後から尿パッド生活が始まります。

同時に、念のための記録として毎日何時にパッドを取り換えたのか、

その前後に取ったと思われる水分の量を記録し始めました。

 

手術については職場に迷惑をかけまいと思って内緒にしておいたのですが、

日曜日に入院して手術したのが火曜日、その5日後の日曜日には退院することができたのですが、

さすがに直後でもあって尿漏れが不安で、結局は月曜日と火曜日の2日間は追加で休暇をとることにしました。

 

尿意を全く感じることもないまま、ただ垂れ流し状態で、

こんな状態が続くとしたらどうなってしまうんだろうとずいぶん悩みました。

記録によるとこのころは一日で10回パッド交換したとあります。

 

普段の通勤は電車なのですが、最初の日だけは車で出社し、

何とか周囲に知られることなく済ますことができました。

 

ただ困ったのはパッドの交換です。

予備を含めて常に持参していたのですが、周囲に知られることなくトイレに行き、

腰素手交換し、取り換えたパッドをビニール袋に包んでゴミ箱に捨てる日々が始まりました。

 

最初のころは尿意に関係なく決まった時間が過ぎると定期的に交換するようにもしていました。

当然夜中も同じ状態だったのですが、最初に改善が見えてきたのもこれでした。

 

毎日夜中に尿がたまる量が少しずつ増えていき、

排尿量も少しずつ増えていくのが自覚できるようになっていきます。

これは大きな励みになりました。

やはり目に見える形で改善していくのがわかるようになると、

頑張ろうという気持ちも強くなって行くとともに、

毎日使う尿パッドの枚数を少しずつ少なくなっていきます。

 

サイズも当初は大型でなければいけなかったものが、

次第に小型のものでも用をなすようになっていき、同時に精神的な負担も少なくなっていきました。

最初の一か月は毎日平均で10枚のパッドの使用料だったものが、

1か月を過ぎると次第に減っていき、丸2か月のころとなると、

夜間を除いて交換する必要がなくなるまでになりました。

 

ただこの間も会社では小便でも常に個室を使い続けていたのはやむを得ないことです。

そして夜間も全く必要なくなったのが手術から124日目。

使ったパッドの枚数は大型で272枚、ミニタイプのものが123枚、合計で395枚にもなりました。

 

前立腺がん手術後の尿漏れは誰にでもあるものですが、

その期間については個人差が随分とあるようです。

知り合いには1年かかったという人もいました。

ただいつかは必ず止まるものだということを知っていれば、

多少の長短については気にする必要はないのではないでしょうか。

 

私の場合は、結局会社の誰にも知られることのないまま、終えることができました。

やろうと思えばできるものですね。

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